石原元都知事が訴訟に参加へ 豊洲移転「責任追及不当」 

 築地市場の豊洲移転を巡り、土壌汚染対策費を考慮せずに土地を購入したのは違法だとして、東京都民約40人が当時知事だった石原慎太郎氏への賠償請求を都側に求めた訴訟で、石原氏側が訴訟に補助参加すると地裁に伝えたことが23日、分かった。

 次回31日の口頭弁論に石原氏の代理人弁護士が出席する見通し。代理人は取材に「石原氏は自分の好みで豊洲移転を決めたわけではなく、専門家や担当部局の意見を基に決めたのだから、法的責任を追及するいわれはない」と話した。

 民事訴訟法は「訴訟の結果に利害関係を有する者は訴訟に参加できる」と定めている。


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