土師守さん、犯罪被害者支援訴え 神戸児童殺傷20年 

国会内で開かれた集会で、犯罪被害者支援の拡充を訴える土師守さん=23日午後

 1997年に神戸市須磨区で起きた連続児童殺傷事件で、小学6年の土師淳君=当時(11)が亡くなって24日で20年となるのに合わせ、犯罪被害者支援の拡充を求める集会が23日、国会内で開かれた。出席した父守さん(61)は「犯罪被害者支援を巡っては、まだまだ多くの課題や問題が解決されずに残っている」と指摘した。

 守さんは、加害男性が2015年に出版した手記に関し「さらなる精神的苦痛を受け、現在も軽減することはない」と打ち明け、「表現の自由以前の問題だ。早急に何らかの規制を講じてほしい」と訴えた。


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