北朝鮮ミサイルで省庁が図上訓練 不測事態に備え初実施 

 政府が4月下旬、北朝鮮の弾道ミサイルが日本の領土に落下したとの想定で、中央省庁の担当者を集めた初の図上訓練を首相官邸で実施したことが22日、複数の政府関係者への取材で分かった。北朝鮮は今年に入り弾道ミサイル発射を繰り返し、米軍が原子力空母を日本海に派遣するなど緊張が高まっている。さまざまな不測の事態に備えて、省庁間の意思疎通を図る狙いがある。

 政府関係者によると、訓練は北朝鮮がミサイル数発を発射し、1発が東北地方に落下したとの想定で2日間実施。各省庁が図上で連携を確認するのが狙いで、米軍は参加していない。


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