京大、iPS研究所に新棟誕生 医療用細胞に力点 

 京都大iPS細胞研究所(京都市左京区、山中伸弥所長)は、敷地内に新設した「第3研究棟」を報道陣に22日、公開した。

 研究棟は地上5階、地下2階で、延べ床面積は約7670平方メートル。1、2階に医療用細胞の調製施設、3~5階に実験室などを備え、地下には動物実験施設がある。臨床応用の拡大を視野に細胞の調製機能を増強したのが特徴で、遺伝子工学やがん、神経の病気の治療をテーマにした研究室などが入る。

 2015年に着工し、今年2月に完成した。総工費は約35億円。

 ほかに二つの研究棟がある。


  • LINEで送る