横綱稀勢の里、16番も不安残す 二所連合稽古、負傷の影響 

連合稽古で幕内豪風(右)の攻めを受ける横綱稀勢の里=8日、千葉県船橋市の二所ノ関部屋

 大相撲の横綱稀勢の里は8日、千葉県船橋市の二所ノ関部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加したが、3月の春場所で負った左上腕付近のけがの影響で夏場所(14日初日・両国国技館)へ不安を残した。

 稀勢の里は前日と同じく左肩から上腕を分厚いテーピングで固定。幕内豪風、十両琴恵光と8番ずつ計16番取り、豪風に2敗した。左は差すのみで、逆に左をおっつけられると上体が浮いて押しに屈する場面もあった。

 夏場所の出場について「まあ、しっかりやるだけ」と明言せず、「まだまだ稽古がある。一日一日充実してやっているし、切れのある相撲を取っていきたい」と今後を見据えた。


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