稀勢の里関が精進、努力を誓う 横綱昇進披露に1500人 

 1月の大相撲初場所後に第72代横綱に昇進し、19年ぶりの日本出身新横綱となった稀勢の里関の昇進披露宴が6日、東京都内のホテルで開かれ、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)や、白鵬関をはじめ他の3横綱ら約1500人が出席した。

 稀勢の里関は新横綱だった3月の春場所で左上腕付近を痛めながら、強行出場して2連覇を達成。開宴前の記者会見では「一番いい形で昇進披露を迎えられた」と笑顔で話した。6年前に死去した先代師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里)に話題が及ぶと「あまりにも出世が遅く、このような姿を見せられなかった。感謝の気持ちを忘れず、精進する」と感慨を込めた。


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