2017年5月1日 05:52 | 無料公開
エレベーターの扉が開いたまま昇降する事故を防ぐのに有効な「二重ブレーキ」が、東京都内の中央省庁の庁舎にあるエレベーター計331基のうち76%で設置されておらず、これまで全く導入していなかった国土交通省や総務省が本年度内に設置することが1日、分かった。経済産業省などでも段階的に増やしていく方針だ。 二重ブレーキは、2006年に東京都港区のマンションで高校生だった市川大輔さん=当時(16)=が死亡したシンドラーエレベータ製の事故を教訓に、09年9月以降の着工分に設置が義務付けられたが、国内で稼働する72万基の7~8割で未設置とされる。