2017年4月24日 09:31 | 無料公開
23日、リマの大聖堂でペルー日本大使公邸人質事件の犠牲者らをしのぶミサを執り行うシプリアニ枢機卿(共同)
【リマ共同】ペルー日本大使公邸人質事件が解決から20年を迎え、首都リマの大聖堂で23日、元人質らが出席して事件の犠牲者らをしのぶミサが執り行われた。政府と左翼ゲリラとの仲介役を務めたカトリック神父のシプリアニ枢機卿(当時大司教)が主催し「事件の生存者も死者もわれわれの記憶にとどめ、神のご慈悲を祈りましょう」と呼び掛けた。
海軍少将当時に人質となり後に第1副大統領を務めたジャンピエトリ氏(76)は「シプリアニ氏が公邸にやって来て、外の新鮮な空気を運んできてくれるのを人質たちが心待ちにしていたのを思い出した」と話した。