行政官墓に千点超の副葬品 古代エジプト王朝 

 【カイロ共同】エジプト考古省は18日、同国南部ルクソール西岸で古代エジプト第18王朝期(紀元前16~13世紀)の行政官のものとみられる墓を発見したと発表した。千点以上の小さな像など多数の副葬品を発見。王墓ではなく、行政官の墓から多数の副葬品が出てくるのは珍しいという。

 ツタンカーメン王墓で知られる「王家の谷」の近くで、副葬品の中にウセルハトという行政官の名前が書かれたつぼがあり、墓の所有者を特定。小さな像は、死後の世界で死者の代わりに仕事をすると考えられたウシャブティと呼ばれる像。そのほか、色鮮やかな木棺や木製のマスクなども見つかった。


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