鳥取・米子城に「登り石垣」 朝鮮半島からの兵に備えか 

 鳥取県米子市の米子城跡(国史跡)で、山の尾根上に沿って築かれた「登り石垣」が長さ約40メートルにわたって確認され、市教育委員会が18日発表した。石垣は、豊臣秀吉の文禄・慶長の役(1592~98年)のころとみられ、日本海側の中海に面して築かれていることから市教委は「朝鮮半島からの兵に備えたのではないか」と話している。

 石垣は、長さ約40メートル、高さは3メートル以上。長さは約100メートル以上だった可能性があるという。瓦が出土していることから、石垣の上に塀なども立っていたらしい。江戸時代の絵図にも登り石垣らしいものが描かれていた。


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