猿橋賞に千葉大の石原安野准教授 南極でニュートリノ観測 

 優れた女性科学者をたたえる「猿橋賞」に、太陽系の外から飛んできた高いエネルギーを持つ素粒子ニュートリノを南極で測定することに成功した千葉大の石原安野准教授(42)が決まった。主催する「女性科学者に明るい未来をの会」が18日、発表した。

 同日都内で会見した石原さんは「非常に光栄で、本当にうれしい」と語った。石原さんは、南極の巨大な氷床を観測装置として利用する国際的な実験「アイスキューブ」に参加し、宇宙に存在するニュートリノの観測を研究している。

 同会は、石原さんが12年に非常に高いエネルギーを持ったニュートリノを初めて捉え、量を測定したことなどを評価した。


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