大相撲、関取衆の本格的稽古開始 高安「徐々に上げたい」 

大相撲春巡業で稽古する関脇高安(右)=3日、愛知県小牧市

 大相撲の春巡業が3日、愛知県小牧市で行われ、関取衆の本格的な稽古が始まった。5月の夏場所で2度目の大関とりに挑む関脇高安は「体がなまっているので、徐々に調子を上げて準備していきたい」と表情を引き締めた。

 ぶつかり稽古では胸を出し、申し合いは幕内の宇良や石浦らと13番取った。体調がよく、場所前に良い稽古ができて迎えた先場所は12勝を挙げて殊勲賞を受賞した。高安は「質のいい稽古をしていきたい」と話した。

 春巡業は2日からスタートし、先場所で負傷しながらも優勝した稀勢の里と白鵬の両横綱や、照ノ富士と豪栄道の2大関はけがで休場している。


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