父親の自衛官、二審も無罪 乳児揺さぶり、大阪高裁 

 長女が生後4~6カ月の頃に激しく揺さぶるなどの暴行を加え、後遺症を伴うけがを負わせたとして傷害罪に問われた京都市の陸上自衛官山本崚太被告(24)の控訴審判決で、大阪高裁(西田真基裁判長)は28日、無罪の一審京都地裁判決を支持、検察側の控訴を棄却した。

 被告は14年11月から15年1月にかけ、自宅で複数回にわたって長女を激しく揺さぶり、後遺症を伴う硬膜下血腫などの傷害を負わせたとして起訴された。求刑は懲役4年だった。

 西田裁判長は、当時入浴していた元妻が直前に揺さぶった可能性を否定できないとして「被告を犯人と断定する証拠があるとはいえない」と結論付けた。


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