強盗殺人事件で逆転無罪、松江 裁判員の有罪破棄 

 鳥取県米子市で2009年、元勤務先のホテルの男性支配人を襲って現金を奪い、6年後に死亡させたとして、強盗殺人などの罪に問われた同市の無職石田美実被告(59)の控訴審判決で、広島高裁松江支部は27日、裁判員裁判で審理された一審鳥取地裁の懲役18年を破棄し、逆転無罪を言い渡した。

 被告は一審から全面的に否認して無罪を主張。昨年7月の鳥取地裁判決は、強盗殺人罪の成立を認めず、殺人と窃盗罪を適用して有罪としていた。検察側の求刑は無期懲役だった。


  • LINEで送る