2017年3月20日 19:08 | 無料公開
19日、米ニューメキシコ州のホワイトサンズ・ミサイル実験場で支援者と手をつないで歩くベン・スカードンさん(手前左)(共同)
【ホワイトサンズ・ミサイル実験場共同】第2次大戦中に旧日本軍がフィリピンで捕虜らに強いた「バターン死の行進」から4月で75年になるのを前に、米ニューメキシコ州アラモゴード近郊のホワイトサンズ・ミサイル実験場で19日、生存者の元米兵ら約7200人が死の行進を再現するイベントが行われた。
生存者のベン・スカードンさん(99)は支援者と共に約14キロを約5時間かけて歩いた。スカードンさんは「死の行進」の後、日本を経て満州で強制労働させられた。「亡くなった仲間への罪悪感が消えない」という。息子の妻は日本人の血を引いており、日本へは今も複雑な感情を抱く。