豊洲、東ガスと交渉「問題ない」 百条委で歴代市場長 

豊洲市場の移転問題を検証する東京都議会の百条委員会に出席した、比留間英人(左手前)、森沢正範(右手前)、岡田至(中央奥左)、中西充(右端)の各氏=18日午後

 豊洲市場の移転問題を検証する東京都議会の調査特別委員会(百条委員会)は18日、証人喚問を実施した。豊洲の用地売買交渉に関わった都の担当部局「中央卸売市場」の元市場長4人は、地権者だった東京ガスとの土地売買契約の交渉に問題はなかったと主張した。

 この問題では、2011年3月の売買契約時に交わした協定書に、東ガスが一定の土壌汚染対策をした後は追加負担する必要はないと明記し「瑕疵担保責任の放棄」を都が認めたことの是非が議論となっている。

 百条委は19日に用地買収交渉のキーマンだった浜渦武生元副知事、20日には石原氏を喚問する予定。


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