2017年3月18日 08:41 | 無料公開
B型肝炎訴訟の提訴者数・和解者数
集団予防接種の注射器使い回しによるB型肝炎ウイルス感染者のうち、救済目的の特別措置法施行から5年が経過した今年1月末時点で、国との和解手続きを経て給付金の受給資格を得た人は約2万6千人だったことが18日、分かった。推計の給付対象者は45万人で、1割にも満たない現状が判明。症状がなく感染に気付かない人が多いほか、手続きに時間がかかるケースも増えており、国は検査費助成や担当職員の増員など対応を急ぐ。
集団予防接種での注射器使い回しは国が禁じた1988年まで40年続けられ、この間にB型肝炎ウイルスへの感染が拡大した。