性能や利用法は言及せず 情報収集衛星で担当所長 

H2Aロケット33号機の打ち上げに成功し、記念写真に納まる内閣衛星情報センターの木野村謙一所長(左から2人目)ら。右端はJAXAの奥村直樹理事長=17日午後、鹿児島県の種子島宇宙センター

 政府の情報収集衛星「レーダー5号機」を載せたH2Aロケット33号機の打ち上げ成功で、内閣衛星情報センターの木野村謙一所長は17日、衛星の性能や画像の利用法について「安全保障の部分がかなりのウエートを占める。情報を公開することは脆弱な部分を露呈することになりかねない」として言及を避けた。

 これまでの北朝鮮のミサイル発射でどのように役立ったかについては「事柄が機微で答えられない。自負も反省もある。国家国民に還元できるよう頑張りたい」と述べるにとどめた。同センターは数カ月間かけて衛星の状態を確認し、本格運用を始める。


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