白鵬、稀勢のもとへ出稽古 横綱同士、意地ぶつかる 

稽古する白鵬(右)と稀勢の里=大阪市港区の田子ノ浦部屋宿舎

 大相撲春場所(12日初日・エディオンアリーナ大阪)で5場所ぶりの優勝を狙う横綱白鵬が8日、大阪市港区の田子ノ浦部屋に出稽古し、新横綱の稀勢の里らと14番取った。稀勢の里には4勝2敗と貫禄を示し、先場所敗れた関脇高安には7勝1敗。先輩横綱は「よかった。いい稽古でした」と満足そうに話した。

 番数こそ少なかったが、横綱同士の意地がぶつかり合った。両者が稽古場で胸を合わせるのは異例で、最近では2015年名古屋場所前までさかのぼる。白鵬の師匠、宮城野親方(元幕内竹葉山)は「自分から言ってきて驚いた。優勝したい気持ちが強いのだろう」と胸中を推し量った。


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