米民主全国委員長にペレス氏選出 初の中南米系 

米民主党全国委員会の会合で演説するトーマス・ペレス氏=25日、南部ジョージア州アトランタ(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米民主党全国委員会は25日、南部ジョージア州アトランタで開催した会合で、新委員長にオバマ政権で労働長官を務めた、ヒスパニック(中南米系)のトーマス・ペレス氏(55)を選出した。民主全国委員長にヒスパニックが就くのは初。昨年の大統領選で共和党のトランプ氏に敗北を喫した民主党の再建が課題となる。

 米メディアによると、ペレス氏の両親はカリブ海のドミニカ共和国からの移民。ペレス氏は25日の会合で、トランプ大統領は「米国史上最悪の大統領だ」と批判。「ただトランプ氏と闘うだけでなく、前向きなメッセージを伝えていく」と党勢拡大を誓った。


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