2017年2月23日 19:01 | 無料公開
貸与型の奨学金を受給する大学生の73・4%が将来の奨学金の返済が不安だと答えたことが、全国大学生協連(東京)の「学生生活実態調査」で23日、分かった。 調査は昨年10~11月に実施。全国30大学の学生1万155人が答えた。 奨学金受給者のうち89・0%は、卒業後に返済の必要な貸与型のみの受給者で、学生全体の29・8%を占めた。現在、返済不要の給付型奨学金制度の導入が国会などで議論されているが、今回の調査では、給付型のみの受給者は1・8%だけだった。 暮らし向きが「楽」と答えた学生は、奨学金の非受給者の59・0%に対し、受給者は37・1%にとどまった。