木嶋被告4月に最高裁判決 連続不審死で一、二審死刑 

木嶋(現姓土井)佳苗被告(高校の卒業アルバムから)

 最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長)は22日までに、首都圏の連続不審死事件で交際していた男性3人への殺人罪などに問われ、一、二審で死刑とされた木嶋(現姓土井)佳苗被告(42)の上告審判決を、4月14日に言い渡すことを決めた。

 殺害への関与を示す直接的な証拠はなく、被告は殺人について一貫して無罪を主張しているが、一、二審は状況証拠から有罪と判断した。弁護側は上告審で、3人とも自殺や、被告以外の犯行の可能性があると指摘している。

 裁判員裁判の一審さいたま地裁判決は12年4月、有罪と認めて求刑通り死刑を宣告。14年3月の二審東京高裁判決も被告の控訴を棄却した。


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