米国防長官、イラク初訪問 対「イスラム国」協力確認 

 【カイロ共同】マティス米国防長官は20日、イラクの首都バグダッドを訪問し、アバディ首相らと会談、過激派組織「イスラム国」(IS)の拠点、イラク北部モスルの奪還作戦などを協議した。イラクなどイスラム圏7カ国からの入国禁止を定めた大統領令などを巡ってイラク側の対米感情が悪化する中、IS掃討に向けた協力関係を確認した。

 トランプ政権発足後、閣僚のイラク訪問は初めて。イラクメディアによると、アバディ氏は米国のイラクへの支援継続を要求。マティス氏はIS掃討の作戦中だけでなく、掃討後もイラクへの支援を惜しまないと語り、両国の協力継続を強調した。


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