原発事故避難者の連帯呼び掛け 賠償訴訟原告団が集会 

「原発被害者訴訟原告団全国連絡会」の集会で発言する参加者=19日午後、東京都豊島区

 福島第1原発事故を巡り、国や東京電力に損害賠償を求めて提訴した避難者たちでつくる「原発被害者訴訟原告団全国連絡会」が19日、東日本大震災から6年を迎えるのを前に、東京都内で集会を開き、全国に散らばる避難者に連帯を呼び掛けた。

 連絡会は昨年2月、全国21訴訟の原告で結成。集会には原告や支援者ら約110人が参加し、裁判や避難者の状況について報告し合った。

 前橋地裁が3月17日、避難者による大規模な集団訴訟で、初めての判決を言い渡す。連絡会の佐藤三男事務局長は「勝訴して全国の訴訟に弾みを付けたい。全国の避難者に連帯を呼び掛けたい」と話した。


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