2017年2月18日 18:32 | 無料公開
九州電力川内原発５キロ圏内の住民からの質問を聴く田中俊一原子力規制委委員長（右端）＝１８日午後、鹿児島県薩摩川内市
原子力規制委員会の田中俊一委員長は１８日、九州電力川内原発が立地する鹿児島県薩摩川内市を訪れ、岩切秀雄市長や原発５キロ圏内の住民と原発事故時の避難の在り方について意見交換した。
東京電力福島第１原発事故を教訓とした国の原子力災害対策指針では、５キロ圏内の住民については、原発のトラブルの進行度を踏まえて放射性物質の放出前に避難することにしている。
会合は市役所で開催。住民から「避難までにどのくらい時間的な余裕があるのか」という質問が出た。田中氏は「どんな状況でも１日から２日の余裕がある」と答え、落ち着いて避難の準備をするよう求めた。
