経産相「批判招く事態に遺憾」 東電の原発免震棟問題で 

 世耕弘成経済産業相は17日の閣議後の記者会見で、東京電力が柏崎刈羽原発の免震重要棟の耐震性に関して事実と異なる説明を続けていた問題について、「データの出し方で批判を招くような事態を引き起こしたことは大変遺憾だ」との認識を示した。

 世耕氏は「企業文化と関係しているところもあると思う。過去の企業文化と決別して、丁寧な説明をしっかり行って国民の信頼を取り戻すよう指導したい」と述べた。

 東電は2013年9月に柏崎刈羽6、7号機の審査を原子力規制委員会に申請。14年に免震棟の耐震性不足を認識したが、今月14日の審査会合まで公表せず、誤った説明を続けていた。


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