2017年2月11日 17:01 | 無料公開
乳がんや卵巣がん発症の可能性が高まるとされる遺伝子の異常を低コストで調べることができる新たな検査法を、国立遺伝学研究所(静岡県三島市)の井ノ上逸朗教授(人類遺伝学)らが開発し、国内の特許を出願したことが11日、同研究所への取材で分かった。 新たな手法は、一度に大人数を調べるため1人当たりのコストを下げることができ、現在1人約20万~30万円の検査費用を2万円程度まで抑えられる。 2年をめどに実用化し、保険適用も目指す。 ただ遺伝子に異常が見つかっても、発症のリスクは人によって異なるため、専門家による丁寧な検査結果の説明が必要となる。