文化庁「楠公さん」など受理 日本遺産の第3弾公募 

 地域の有形、無形の文化財をテーマでまとめた「日本遺産」の第3弾の公募で、文化庁は締め切りの2日までに、南北朝時代の武将・楠木正成、正行父子ゆかりの遺跡などで構成する「摂津・河内に生き続ける楠公さん」(大阪、兵庫)などの申請を受理した。

 ほかに「江戸時代から続く『置き薬』のまち」(富山、佐賀)や「聖徳太子の風景」(大阪、奈良)などが寄せられた。文化庁は申請総数を明らかにしていないが、全体で数十件に上るとみられる。有識者委員会で選考を進め、4月下旬に15~20件を認定する予定。

 日本遺産の認定は、観光や文化財保護に役立てるのが目的で、2015年に始まった。


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