2017年2月1日 20:31 | 無料公開
C型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品が見つかった問題で、厚生労働省は1日、成分は市販のビタミン剤や風邪などの際に服用する漢方薬だったと発表した。新たに東京都内の卸売業者の在庫から偽造品が数十錠入ったボトル1本を発見。奈良県の薬局チェーンや、その卸元に当たる都内の別の業者などで見つかった分と合わせ偽造品入りボトルは15本になった。 偽造品が見つかった卸売業者は、個人などから公定の薬価より安い価格で買い取り、別の卸売業者などに転売する「現金問屋」と呼ばれている。厚労省は、卸売業者から奈良県の関西メディコに渡るまでの流通ルートをほぼ特定したと説明。