パイプライン建設を推進 雇用創出へトランプ氏 

 【ワシントン共同】ロイター通信によると、トランプ米大統領は24日、カナダで採掘した原油を米国に運ぶ「キーストーンXLパイプライン」の建設計画を進めるための大統領令に署名した。同計画は、風力や太陽光など再生可能エネルギーが米国内でも拡大していることを理由にオバマ前大統領が却下していた。

 パイプライン建設を進めることで、雇用創出やガソリン価格抑制による景気浮揚につなげる狙い。地球温暖化対策の一環として再生可能エネルギーを重視したオバマ氏に比べ、トランプ氏は安価だが大量の二酸化炭素(CO2)を出す石油などの化石燃料に回帰する姿勢を鮮明にしている。


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