5月に襲名の亀三郎さんら会見 「父の教え、体現したい」 

東京・歌舞伎座の公演「団菊祭五月大歌舞伎」の記者会見で、記念写真に納まる(左から)坂東亀寿さん、侑汰ちゃん、亀三郎さん、彦三郎さん=24日午後、東京都内のホテル

 5月に「九代目坂東彦三郎」の名跡を襲名する歌舞伎俳優の坂東亀三郎さん(40)ら一家4人が24日、東京都内で開かれた東京・歌舞伎座の公演「団菊祭五月大歌舞伎」の記者会見に出席した。亀三郎さんは「父から教わってきたことをもっと体現したい。頑張る」と襲名への思いを語った。

 彦三郎は江戸時代から続き、現在は尾上菊五郎劇団を支える由緒ある名跡。5月3日から始まる団菊祭では、亀三郎さんの父の八代目彦三郎さん(73)が「初代坂東楽善」を名乗り、弟の坂東亀寿さん(38)も「三代目坂東亀蔵」を襲名。長男の坂東侑汰ちゃん(3)は「六代目亀三郎」を名乗って初舞台を踏む。


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