中国、アパホテルの利用自粛要請 虐殺記念館も批判声明 

東京都内のアパホテル(ロイター=共同)

 【北京、上海共同】日本の「アパホテル」の客室に南京大虐殺を否定する書籍が置かれているとして、中国国内で反発が起きている問題で、国家観光局の張利忠報道官は24日、中国メディアを通じ、日本を訪れる観光客はアパホテルを利用しないよう呼び掛けた。江蘇省南京市にある南京大虐殺記念館も24日、批判する声明を発表した。

 アパホテルは24日、書籍をホテルから撤去しない方針に変更はないとのコメントを発表した。一方で、2月の冬季アジア大会で選手村として使われる札幌市南区のホテルについては、大会組織委員会側から正式な要請があれば、客室から撤去するとの意向を明らかにした。


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