東芝、半導体分社で入札へ 損失穴埋め、数千億円調達 

 米原発事業で最大7千億円規模の損失が見込まれる東芝が、穴埋めのために分社化する半導体事業の一部売却に向けた入札手続きを始めたことが19日、分かった。英投資ファンド「ペルミラ」や米ファンド「ベインキャピタル」などが応札に意欲を示しており、東芝は数千億円での売却を見込んでいる。東芝はこの日、主力取引銀行に支援を要請した。負債が資本を上回る債務超過を回避するため、資金調達を急ぐ。

 関係者によると、主力製品の「フラッシュメモリー」を分社化し、新会社の株式の2~3割を売却する。


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