家計資産、4年連続プラス 株価上昇で金融資産が増加 

 内閣府が19日発表した2015年度の国民経済計算によると、15年末時点の家計の資産残高が前年比1・1%増の2864兆4千億円となり、4年連続で増加した。資産から負債を差し引いた正味資産も0・7%増の2483兆1千億円で、4年続けて増えた。

 株価の上昇で金融資産が1・8%増となったのが増加要因。土地などの非金融資産は0・2%減だった。内閣府は国内総生産(GDP)を含む国民経済計算の基準を昨年12月に改定しており、過去にさかのぼって算出し直した。

 国全体の資産から負債を差し引いた国富は0・4%減の3290兆2千億円で4年ぶりに減少した。


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