元名大生「人を殺さない自分に」 被告人質問で 

 2014年に名古屋市で高齢女性が殺害され、12年に仙台市で高校生2人が劇物の硫酸タリウムを飲まされた事件で、殺人や殺人未遂罪などに問われた名古屋大の元女子学生(21)の裁判員裁判公判が19日、名古屋地裁であり殺人罪について被告人質問が実施された。元女子学生は起訴後の鑑定留置中に薬物治療を始め「人を殺さない自分になりたいと思うようになった」と述べた。

 女性殺害の動機については「人を殺すところが見たかった」と説明。以前は人を殺したいとの思いが勝手に浮かんできたが、薬物治療によって「まだ人を殺したいとの思いはあるが、頻度が少なくなった」と述べた。


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