2017年1月19日 10:21 | 無料公開
2016年12月、文科省の会議に出席した前川喜平事務次官
文部科学省が元高等教育局長の早稲田大への天下りをあっせんした疑いが持たれている問題で、前川喜平文科事務次官(62)は19日、引責辞任する意向を固めた。同省幹部が明らかにした。内閣府の再就職等監視委員会の調査に対し、文科省が当初、虚偽の説明をしていたことが判明。あっせんへの関与は数十件に上るとの情報もあり、同省が組織的に関与していた疑いが強まった。監視委は午後にも調査結果を取りまとめ、同省に伝える。文科省は関与した幹部数人を懲戒処分する方針だ。
この問題では、人事課の職員が大学に元局長の職務経歴に関する書類を送っていた疑いが浮上。監視委が事情を聴いていた。