中台有事想定し統合演習 陸海空の3自衛隊 

 陸海空3自衛隊が今月下旬、中国と台湾間で軍事衝突が起きたとの想定で統合演習を実施することが18日、政府関係者への取材で分かった。安全保障関連法で新たに設けた、日本の平和と安全に重要な影響を与える「重要影響事態」下での部隊対応を確認する。

 実際の部隊は動かさず、図上シミュレーションで行う。演習では在日米軍も出動するとの想定だが、今回はオブザーバー参加のため、米軍の運用は自衛隊が担う。防衛省には、大規模な演習実施を通して安保法の実効性を早期に確保したいとの狙いがある。


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