原発ダクトの穴、全国調査決定 規制委、島根2号の問題で 

 中国電力島根原発2号機(松江市)の中央制御室の空調換気系ダクトで腐食による穴が見つかった問題で、原子力規制委員会は18日、再稼働した原発や審査中の再処理施設を含む全国の原子力施設で同様の問題がないか全国の事業者に調査を求めることを正式に決めた。

 対象となるのは事故が起きた際に運転員が作業する部屋のダクト。中央制御室のほか、事故時の対応拠点となる緊急時対策所に接続しているものなどで、穴があると室内に放射性物質が入り込み、運転員が被ばくする可能性がある。

 中国電が昨年12月、島根2号機でダクトを覆う保温材を外して点検した際、穴が見つかった。


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