東芝、半導体の分社化検討認める 主力製品、巨額損失で 

 東芝は18日、半導体事業の主力製品「フラッシュメモリー」の分社化を検討していることを認めるコメントを発表した。米原発事業で多額の損失が出る見通しとなり、外部からの出資を受け入れ、財務を改善する狙いがある。

 分社化後も出資の過半を維持して子会社にする方向で調整を進めるが、東芝は「現時点で決定した事実はない」としている。フラッシュメモリーの事業の価値は2兆円規模との見方もあり、多額の資金を調達できる可能性がある。

 スマートフォンなどの記憶媒体として使われるフラッシュメモリーは、三重県の四日市工場で製造している。


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