五輪専用レーン、限定的運用 渋滞、生活への影響を懸念 

 2020年東京五輪・パラリンピックでは大会関係車両のみが通行できる「五輪専用レーン」を限定的に運用することを東京都や大会組織委員会が検討していることが14日、関係者の話で分かった。レーンの導入に伴う渋滞の発生で物流や市民生活への影響が懸念されることや、効果が疑問視されるためで、関係者は「必要最低限にする方向」としている。

 最近の五輪開催都市は、選手村と競技会場、主要施設、空港などを結ぶ五輪専用レーンを設けてきた。東京が招致段階で国際オリンピック委員会(IOC)に提出した立候補ファイルでは、五輪専用レーンは首都高速道路を中心に設置するとしていた。


  • LINEで送る