トランプ氏、台湾総統と電話会談 断交以来初、中国の反発必至 

トランプ次期米大統領(UPI=共同)、台湾の蔡英文総統

 【ワシントン共同】トランプ次期米大統領の政権移行チームは2日、トランプ氏が同日、台湾の蔡英文総統と電話会談し「緊密な結び付き」を確認したと発表した。米主要メディアによると、米大統領や大統領選の当選者が台湾総統と直接会話したことが明らかになるのは、米国が台湾と断交した1979年以来、初めて。中台は不可分の領土とする「一つの中国」原則を唱える中国の習近平指導部の反発は必至だ。

 トランプ氏はツイッターで、蔡氏が電話をかけてきたと明らかにした。トランプ氏の側近はCNNテレビに対し、同氏が台湾に関する米国の政策を十分認識した上で電話会談に臨んだと述べた。


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