手術後わいせつ、医師は無罪主張 東京地裁で初公判 

 麻酔の効きが残る手術後の女性患者に診察を装ってわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつの罪に問われた医師関根進被告(41)の初公判が30日、東京地裁であり、関根被告は「やっていない。乳腺外科医のプライドにかけて無罪を主張します」と述べ、全面的に争う姿勢を示した。

 起訴状では、被告は5月10日、東京都足立区の病院で30代の女性患者の乳がん手術を担当。患者が全身麻酔から目覚め、意識がもうろうとしている中、手術後の診察と誤信させ、胸をなめるなどしたとしている。

 被告は乳腺外科の専門医。当時は非常勤外科医として勤務中だった。


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