年賀状1月2日の配達休止 日本郵便、メール普及影響 

今年元旦に行われた年賀状配達の出発式。来年以降は2日の配達が中止となった=東京・日本橋郵便局

 日本郵便は25日、2017年以降の1月2日は年賀状の配達をやめると発表した。メールの普及などで年賀状を出す人が減っているためで、配達の休止で社員やアルバイトの人件費など約10億円のコスト削減が見込めるという。1日と3日は配達する。

 日本郵便によると1月2日の配達は1974年~2004年まで休止していたが、05年にサービス向上の一環として再開していた。

 今回の休止の背景には年賀はがきの発行枚数の減少がある。過去最高だった03年度は44億5936万枚。年賀はがきに代わってメールなどを使う人が増え、15年度には約3割減の32億167万枚にまで落ち込んだ。


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