政府、景気判断据え置き 生産持ち直し、住宅は陰り 

月例経済報告関係閣僚会議に臨む安倍首相(左端)=25日午後、首相官邸

 政府は25日、10月の月例経済報告を発表し、景気判断を「このところ弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」のまま据え置いた。個別項目では、企業の生産と業況判断を上方修正した一方、一部に陰りが見え始めた住宅建設を「横ばい」に引き下げた。

 石原伸晃経済再生担当相が関係閣僚会議に提出した。全体の景気判断は3月から同様の表現を続けており、先行きも「緩やかな回復に向かうことが期待される」との見方を維持した。

 生産は「横ばいとなっている」から「持ち直しの動きがみられる」へと9カ月ぶりに上方修正した。


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