西之島から研究チーム帰港 神奈川・横須賀 

小笠原諸島・西之島に噴火後初めて上陸した研究チームを乗せ、神奈川県横須賀市に帰港した船=25日午前

 2013年からの噴火活動で面積が拡大した小笠原諸島・西之島(東京)に、噴火後初めて上陸した東京大地震研究所などの研究チームを乗せた船が25日、神奈川県横須賀市に帰港した。

 研究チームは16日に同市を出発し、20日に上陸。噴火後に新たな生態系が作られていく過程を解明するため、植物や昆虫などを持ち帰った。

 また、14地点で数百グラムから数キロの溶岩を採取。武尾実東京大地震研究所教授は「溶岩は三つの異なる時期にできており、西之島の変化を明らかにできるだろう」と話した。地震観測所も1カ所設置した。

 西之島は、東京から南へ約千キロ離れた無人島。


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