政府、陸自派遣5カ月延長決定 南スーダンPKO 

取材に応じる稲田防衛相=25日午前、首相官邸

 政府は25日の閣議で、南スーダン国連平和維持活動(PKO)への陸上自衛隊派遣に関し、今月末の期限を来年3月末まで5カ月間延長する実施計画の変更を決定した。安全保障関連法に基づく「駆け付け警護」などの新任務付与は11月中旬にも改めて閣議決定する方向で最終調整している。

 一連の手続きを経て、陸自第9師団第5普通科連隊(青森市)を中心とする11次隊を現地に送る予定だ。

 稲田朋美防衛相は23日、岩手県で11次隊の新任務訓練を視察。安倍晋三首相は自衛隊観閲式で「尊い平和を守り抜き、次の世代へと引き渡していくための任務だ」と準備を急ぐよう指示した。


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