化粧品広告85%が国基準に抵触 「感激続々」は問題あり 

化粧品広告の問題表示

 「たくさんの感激のお便り」と題し、体験談として「シミが薄く」などと効果・効能を強調―。化粧品の広告でのこうした表示は国の基準で禁じられているが、日本広告審査機構(JARO)などがインターネット広告やウェブサイトを調べた結果、85%が基準に抵触していたことが24日、分かった。

 医薬品医療機器法(旧薬事法)の規定に基づき、日本化粧品工業連合会(粧工連)はガイドラインで「効能・効果や安全性についての体験談は認められない」と定めている。消費者保護の観点からも、広告主には正しい表現が求められそうだ。


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