時速600キロのリニア開発 中国、「独自技術」で 

 【北京共同】中国最大の鉄道車両メーカー、中国中車は21日、最高時速600キロのリニアモーターカーの研究開発に着手したと発表した。国家プロジェクトとして独自技術による開発を目指す。国際路線に走らせる時速400キロの高速鉄道車両も並行して開発。高速交通の分野で日本などに対抗する。

 リニア実用化の時期は不明だが、まず距離が5キロ以上の実験線を建設する。エネルギー消費を他国のリニアと比べ35%抑えるという。時速200キロのリニアも開発する。

 高速鉄道車両は、中国が進める現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に基づく国際路線での走行を想定。


  • LINEで送る