関東大震災、余震の方が強い揺れ 本震3分後、建築コンサルが解析 

 10万人超が犠牲となった1923年の関東大震災の際に、東京都区部などでは、本震よりも3分後の余震による揺れの方が強かったとの解析結果を、建築コンサルタント会社「小堀鐸二研究所」(東京)が30日、発表した。

 神奈川県―房総半島南部で起きたマグニチュード(M)7・9の本震に対し、この余震はM7・2と規模は小さかった。ただ、震源が東京湾北部で、本震の時より東京に近かった。

 解析した同社の神田克久さんは「強い揺れが相次いだ今年の熊本地震と似た状況だ。揺れの繰り返しで建物被害が拡大したのだろう」としている。


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