2016年9月30日 19:22 | 無料公開
衆院予算委で答弁する山本農相=30日午後
山本有二農相は30日の衆院予算委員会で、輸入米の売買入札で不透明な取引があった問題がコメの市場価格に影響していないとして、環太平洋連携協定(TPP)の影響試算に反映していないことを明らかにした。業者間の「調整金」と呼ばれるリベートの存在を農林水産省が2014年10月に把握していたとも説明した。
16年度第2次補正予算案はTPP関連予算を含むため、民進党は反発し「国会審議に支障も出る」と早期の調査結果公表を求めた。政権が成長戦略の中核と位置付けるTPPの承認案件などの審議にも波及しそうだ。